「NTT・東大、脳を模倣「空気読めるAI」めざす: 日本経済新聞」

 空気が読めない人が多い業界で空気を読むことを真とする研究が進んでいる点がオモシロイ。

 当然に空気が読めない(≒知覚してない)人には開発できないので、空気が読める開発者がこの分野のピラミッドの頂上に立つことになる。

 しかし男性にとって「これだけ空気が読めたら十分」が必ずしも(というよりほぼ確実に)女性から見た十分ではないので、“空気が読めた”ことを確認する上で、認知機能の高い女性を必要とする。

 更にオモシロイのは、空気が読めることを目指している時点で空気が読める=良いこと(優れている)という認識であることから、必然的に空気が読めない人は劣っているという前提にある点が興味深い。

 私は空気が読める=認知機能の高さだと思っているのでこの方向性は歓迎するが、業界的に居心地の悪い人が増えそうな気がする(笑)。

 ということから、今後「知能」の定義はより複合的・多重的・相乗的なものになっていくと考えられる。その辺りで“嗅覚”との関連性が解き明かされていくんじゃなかろうか。と期待。