「インテルCEO、半導体と地政学を語る--次の50年は「工場がどこにあるか」が重要 - ZDNet Japan」

 「おたくの工場はどこにあるのか」が、今後投資家が業績推移よりも先に見る項目になるかもしれない。

 リスクが高いと資金が集められないため、最先端設備の導入が困難になり競争力を失う。

 比較的戦争・紛争リスクは低めだと見なされているものの、地震、津波、台風、噴火、洪水などの「災害大国」と呼ばれる日本は候補からはずれる。

 ということから誘致は難しいため、将来的な日本において労働者層の大規模な雇用創出が見込めるのは、配達・梱包・倉庫業くらいしかないんじゃないかと感じている。

 台湾リスクからハイテク製造業が余所に移ると日本から遠く離れてしまうため、日本企業は更にコスト高に悩まされることになる。距離が離れると輸送に時間がかかるので、燃料費と人件費、保険料が増すから、円安や原油高は国益に反する。

 戦争・紛争、災害リスクが低く、電力不安のない国が投資家にモテる時代。温暖化も進んでいるので、冷却・冷房費用を考えると、少し寒いくらいのエリアが良い。なおかつ、昨今の情勢を踏まえるとロシアから離れた場所。

 そんな国、なかなかない(笑)。