海外ドラマ『ペーパー・ハウス』

  知人のすすめでスペイン産ドラマ『ペーパー・ハウス』を観たんだが、第1〜2シーズンはオモシロイ。しかし第3シーズンでリタイアした。

 描写の手法が10-15年遅れくらいで、顔のアップでスローモーションにしてみたり、昭和のナルシスト(笑)みたいな絵面に疲れてしまった。特に“トーキョー”(女性)のシーン。

 第1〜2シーズンからずっとその調子だったが、ソレを我慢できるシナリオだった。

 オーシャンズのようにもうちょっとスマートな創りにしてくれるとイイんだが、アメリカとスペインの時間の流れの違いを強く感じた。

 かといってアメリカのドラマが最高というわけでもない。やたら登場人物1人1人の生い立ちなどの背景を掘り下げる割にはどれもほとんど同じでネタ切れ感がある。大抵施設育ちか里親の元で育ったか訳ありの兄弟がいるか。もしくは依存症の克服の会に参加しているか。

 そのうち“問題”ばかりの描写に疲れて、また昔のようにつま先までスターみたいな役柄が流行るのかもしれない。その繰り返し。