ワインレッドという色。

 昔からワインレッド(ボルドー)が好きで、最初にテーラーで作ったスーツもワインレッド。

 で、ひょんなことから今年09月中旬頃からワインレッド回帰していて(それもあってワインレッドの心に行き着いたんだが(笑))、かれこれ20年以上毎年買っているドクターコパ(風水師)の風水のバイオリズムによると、ワインレッドは来年のラッキーカラーとある。

 ちょうどいい流れ。

 男性がワインレッドの服を着ようとするとド派手な方向に向きがちだが、私にとってのワインレッドはシックな秋の色だから、エレガントかつ落ち着いた雰囲気に仕上げたい。

 そうなるとバッグも揃えるのは非常に選択肢が狭い。メンズの場合、ナイに等しい。

 私は形やデザインによっては婦人物でもいい派で、最近は男女問わずというニュートラルな位置づけのデザインが増えてきているので、選択肢が拡がりつつある。その点、非常に助かる。

 デパートを数軒見て回ったところ、ちょうどこの数日で入ってきたという発色の良いボルドー色のバッグを見た。バーバリーとボッテガ・ヴェネタ。

 サイズ感もイイ。

 10代後半から一貫して横幅20 cm台の小ぶりなバッグが好きなんだが、一時期はデカ袋やリュックタイプが流行っていて選択肢が少なかったのに対し、最近は超小型化傾向があり、長財布どころか2つ折り財布も入らないものが出てきた。それに合わせてか財布は3つ折りとかもある。

 クレジットカードとスマートフォンさえ持っていればイイという時代なのは理解しつつも、スマートフォンさえ入らないものも少なくない。

 私としては長財布(どこのブランドも約19cm)が横向きに綺麗に収まるサイズが良い。

 色彩感覚に話を移すと、ワインレッドに何色を合わせるかと問えば「茶色」と返ってくることが多い。色覚異常の私にとっては茶色を混ぜるとせっかくのワインレッドが濁って見えるので、どうもスッキリしない。

 黒を合わせると重くなるがミステリアスなニュアンスが出せる。アイボリーやクリームを合わせるとシャレ感が出て華やぐ。ノリとしては後者。

 全身ワインレッドという人を男女問わず見かけることがないので、ワインレッドのバッグとは最終形なんだろうなと思う。だからこそ数も少ない。ということからバッグも靴も黒、茶、ベージュを使い回すという人が多く、その結果「皆似たようなファッション」という量産型スタイルを生み出しているんだろうと考えると、色彩感覚というのは何気に本人のキャラクター形成に大きな意味を持っている。

 と感じる。