「プーチン氏批判の動画を連日アップ ウクライナ人ユーチューバーが収益無効化を発表「意味がわからない」― スポニチ Sponichi Annex 芸能」

 「意味が分からない」ことの方がワカラナイ。

 動画を丸ごと削除されたのであれば表現の自由が奪われたことになるが、動画はそのままで収益無効化=広告なしになったのは「広告掲載に適していない」と判断されただけなので、

完全に収益化が止められていました。つまり、何も言えなくなってしまいました。その基準の意味がわからないです。

と考えたのがなぜだかワカラナイ。

 広告が入らないと何も言えないのか。言い換えると広告なしじゃ何も言わないのかということなので、その理屈だと「今お金になるからプーチン批判しよー」という人が増えてしまい、発言の信憑性自体が薄れてしまう。

 だから広告なしの方が良い。

 広告がなくなったからプーチン批判を止めたとなると、お金のためだったの?ということになるので、アカウントも動画も止められてない(Youtubeに活動自体を制限されてない)んだから、今まで通り続けたらいいんじゃないか。

 プーチン大統領はわかりやすい悪党だからプーチン批判=正義と見なされやすいが、通常はその政治的主張の真偽をメディア側は確認のしようがないし、一国の大統領批判に積極的に広告を出稿しようというスポンサーは少ない。

 スポンサーの圧倒的大多数を占める民間企業は、ブランドや商品に政治色を持たせないのが基本であり、政治的主張やポリシーを含んでしまうと、結果的に「ロシア人には売らない」とか、実際に今現在プーチン大統領とロシア人を区別しない人も多いため、同じように当てはめると「ゲルマン民族は皆ヒトラーと同系統の遺伝子だから売らない」とか「第2次世界大戦中ナチスドイツ側についた日本人には売らない」と(例え事実であっても)いわゆる人種差別につながり、歴史をどこまでさかのぼるのか、どこで区切るのかという話になり複雑化する。

 だから政治に関わるコンテンツに広告が入らない(入れない)というのはごく一般的な方針なので、「意味がわからない」ことは全くない。