マスクの不思議。

 昨年夏のオリンピックの際、日本人は暑くても皆マスクをしていることに感心されたが、今もなお外ではきっちりマスクをしているヒトばかり。

 それはいい。

 が、最近は近所の小さな居酒屋から路地裏のせせこましい飲み屋まで、ぎゅうぎゅう詰めの超満員状態。

 ガラス張りの店内は皆マスクなしで大騒ぎ。

 「忘年会がなくなってむしろせいせいしている」人達が多いという報道もあったが、年末には元通りになりそうな勢い。

 オモシロイのは、お店から一歩外に出るときっちり皆マスクをする(笑)。

 食事をする相手+店内に居合わせた他の客達は誰も感染していない前提で、店の外の方がリスクが高いという判定なのか。

 「私はちゃんとマスクをしている」といい子ぶっているだけなのか。いわゆる外面。

 居酒屋から出てきて酔っ払ってフラフラしている人達も、だだっ広い大通りを歩き駅に向かう途中はきっちり皆マスク。いちばんはずして良い環境なんだが。

 「ちゃんとしている」というより、客観的に見ると結構異様な光景。

 外科医が手術室から出てきたらマスクと手袋を装着するくらい違和感がある(笑)。

 もちろん飲み食いする時はマスクをはずすのは当たり前だし、一歩外に出たらマスクをすることで撒き散らさないという効果はあるんだが、あの狭い空間での大騒ぎは極めてリスクが高い。

 それにしても日本(東京)は狭い。50cmくらいしかないテーブルを挟んで向かい合い、隣とは肩が触れそうな距離というのをよく見かける。

 私は2人の食事ならせめて90cm、できれば100cmのテーブルがイイ。菌(ウイルスではなくて)についてウルサイので、皿数が多いコースが好き。

 ウイルスは皿の上で増殖しないが菌は繁殖するので、お皿が次々と入れ替わる方が良い。大皿とかビュッフェのような出しっぱなしは昔から好まない。グラスも同じく、シャンパン、白、赤と差し替わる方がいい。

 2016年に菌の増殖速度を計算してみた(笑)ので、興味のある方は下記を。