「コロナで救急搬送困難相次ぐ 「100件以上断られ」自宅で死亡も | 毎日新聞」

「医療機関にかかりたい人がかかれなくなっている。医療崩壊だ」

 そうなると、最近出ていた説のいくつかは成立しなくなる。

 その説とは、今月に入って日本が感染者数世界一が続いていることに対し、欧米はもう「コロナは終わった」ものとし検査もしていないのに対し、日本はいつまでもまめに検査をしているもんだから、把握している感染者数として突出しているというもの。

 もう「ただの風邪」レベルの対応でイイんじゃないかという話も出ている。

 では、いつも通り世間の好きな「民度の高い日本人」説をあてはめてみると、日本人でさえこれだけ新規感染者が出ているんだから、欧米はその数倍だろうと考えた場合、欧米人は自宅で密かに苦しみ耐えているのか。

 それとも欧米人は重症化しないのか。

 そこで、日本人はこれまで感染者が少なかったから免疫がないんだとなると、日本のワクチン接種率の高さから、ワクチンは重症化防止の役に立たないという話になる。

 いや、ワクチンも仕様通り機能していて、日本人だけが沢山感染しているわけではないということになると、日本の医療機関は何度ピークを迎えても学習しない生産性の低い人達の集まりだということになる。

 09月に最新型ワクチンが輸入されるとあったので、確かに初期ワクチンの効果が薄れている可能性は高い。

 その点は欧米と同じ条件なので、「医療崩壊」と言うほど重症化している人達が多いのであれば、結局のところ日本の感染者数が世界一(に相当する数)である可能性が高いということになるんじゃないか。