「運転免許のある若者、650万人も減少! 未来の「物流人材」に大ダメージ、もはや普通免許を無償化すべきか | Merkmal(メルクマール)」

 免許をとっても、車を買うお金がない、維持するお金がない若者はメリットがないどころかデメリットしかない。特に都市部は電車網が整備されているから困らない。

 その上これだけ世の中が排気ガスを目の敵にすれば、そもそも車を運転したくない。

 社会的な流れだと言える。

 で「物流ドライバーが足りなくなる」という方向なんだと思うが、人材不足で求人が増えて条件が良くなれば免許を取る人が増える。この先、物価高と人口減による税収減に伴う増税で、低所得層は食べていけなくなる可能性が高く、ちょっとでも条件が良ければその職務に申込が殺到するだろう。

 ということから、必要な人しか免許を取らない時代になる(なった)ということじゃなかろうか。

 何かあればタクシードライバーにという流れも変わらないだろうから、需要に応える形で免許を取るという合理的なバランスになり、道路は混まなくなってむしろ物流業界は賃金を上げつつ輸送費が削減できるかもしれない。燃料費と人員を削減できるから。

 比較するなら、年代別の免許保有数だけではなくて、過去に免許を持っていながら車を1年以上運転しなかった人の割合と、新規免許取得数の減少数がを見た方が良い。

 例えばこれまで100万人中50万人が免許を持っていながら運転していなかった場合、免許取得率が過去より50%下がったとしても、運転する人の数は減らないかもしれないから。言うまでもなく「人口が同じなら」という条件で見た場合。

 が、この問題とは切り分けて考えると、日本は今後人口減で絶対数が減り、道路がスカスカになれば少ない人員で物流が回るようになり、走行車の実台数は減るだろう。都市部は仕事の運転はしても自家用車は要らないという人が多いだろうから、そこで困ることがあるとすれば、人口の多い都市部で新車購入台数が減ると、地方へ中古車の供給が減ることだろうか。富の再分配とはそういったところでも行われている。