「「大学全入時代」突入か 河合塾予想、今冬の入試から 浪人さらに減:朝日新聞デジタル」

 定員>志願者となり、進学を希望すれば誰でも大学に行ける時代。

 定員割れすると赤字になる大学は費用を下げてでも数集めるようになるかもしれず、就職時に有利に働く上位(人気)大学を除くと、全体的に質が低下する+価値が下がる可能性がある。

 一昨年の入学生よりも去年、去年よりも今年、今年よりも来年の入学生の方が簡単に合格するので、5年後のその大学の価値は偏差値-5、-10となっているかもしれないことを考えると、現時点で偏差値60以上の大学に行かないと、10年後の就職・転職には役に立たない大学名になっているかもしれない。

 価値が下がると志願者が減るため大学側はなり振り構わず人を集めようとして更に低下する。

 一方で、そういった下振れリスクを想定しできるだけ上位大学へ行こうとする人が増え、偏差値60または65以上の大学は、もうしばらくは安泰かもしれない。

 結局のところ2極化し、5:5が4:6、3:7、2:8と偏りを強めていき、一旦は昔の貴族階級と労働者階級に分断されると考えられる。時代は繰り返すから。