「日本は何位?IT技術者の国別給与ランキング、3位イスラエル、2位米国、1位は?|@DIME アットダイム」

 会社の売上高と利益率から、支払える給与総額が先に決まる。その総額を従業員数で割るので、1人あたりの生産性が低いと給与が上がらない。

 今後も順位は下がり続けるだろう。

 日本は外から見ている分には、勤勉で「ちゃんとしてる」感があるんだが、実体に触れると急速に評価が下がる。

 欧米勢が10人の従業員で80点を取りに行き、合理的に「この価格ならこの品質で十分」と考えるのに対し、日本は20人の従業員で85点を取りに行き「これがメイドインジャパンの品質だ」とする。

 この5点の差が、部外者にとっては「やっぱり日本って丁寧で細やか」とかそういう印象につながっているんだが、直接携わったり中に入ると「+5点とるのに2倍の従業員が必要?」という話になり、そのうち「日本人ってもしかして」という展開になる。

 で、ゴミ拾いとかの真面目な印象から、責め立てるのは可哀想だから追求しないという流れで来ている。

 だから日本人は「こんなに世界中が褒めているのに、何で自分達だけ給与が上がらないのかワカラナイ」という状況にある。

 そこで誰かのせいにしたく「日本の経営層が搾取している」となると「日本人って」となるし、誰かのせいではなくみんなの責任だとし1人あたりの生産性の話になっても同じく「日本人って」となるので、外ヅラを気にする日本人にとって「何で」のままいく方が結局のところ心地良いという構造下にある。

 日本人の平均IQは105で、欧米よりも+5ちょっとあるというデータがあるが、本当にIQが+5あるんじゃなくて、テストに本気で向き合う人の割合が多いからだと感じている。

 受験文化がそうさせたのか、外ヅラを気にする文化がそうさせたのかワカラナイが、欧米勢の方がポテンシャルがあるというか余裕がある。テストでイチイチ本気を出さない。

 私の例で言えば、WAIS-IIIの時ヘラヘラ冗談を言いながらやってて140、WAIS-IVはかなり集中して受けて156と出たソレみたいなもの。ブログネタを意識しなかったら、普段テストで高得点を狙いに行かない。実績・実体が先にあるから気にしない。

 しかし日本人はテストの時がイチバンスゴい。

 現場で他人と一緒に仕事をするとなると急激にパフォーマンスが下がる。コミュニケーションの問題も多い。

 というのが実情。

 だから数字上は優秀なのに給与が上がらない。