18時におやすみなさい。

と言われると、違和感がある(笑)。

 まだ日が長い先月初め、マンション内のエレベーターで乗り合わせたマダムと多分娘さんが降りる時に(とても感じよく)「おやすみなさい」と言ったのでとっさに「あっ、おやすみなさい」と返しはしたんだが、こっちはシャレこいて出かけようかという時だったので、強い違和感があった。

 早く寝ろ的な(笑)。

 そんなつもりはないんだろうが。

 いったん外に出て雨が降りそうなニオイがしたので傘を取りに戻った昇りエレベーターだった。仕事帰りと思われただろうか。どう見ても仕事の格好じゃないが(笑)。

 これが21時ならワカルんだが18時におやすみなさいの時代じゃない気がする。

 あまりに上品な2人だったので、そのシーンを見かけた人のほとんどはその挨拶を支持するだろうことから私が素直に受け入れたら済むこと。

 それでも違和感がある。

 こういうテーマは美しい日本語、美しい日本文化という文脈で出てくると否定し辛い。が、空気を読むのも美しい日本文化の1つだと思っているので、相手の格好がこれからディナーかなというファッションの場合、私ならおやすみなさいとは言わない。これからがゴールデンタイムだから。

 かといって「良い一日を」という時間でもない。

 その点、英語のGood eveningは非常に美しい。去り際に言う言葉じゃないが。

 で結局何と言うのがイチバン良いのか未だにモヤモヤしている。

 ちなみに業界人(?)ぶって夜でも「おはようございます」という人には返事もしない(笑)。

 関係ないが、私がエレベーターで最も乗り合わせたくないのは、ホテルのスパ行き・帰りの人とディナー(レストラン)行きの時(笑)。

 こっちは蝶タイにカマーバンド、相手は真っ白のバスローブというのは非常に困る(笑)。ディナー行きの女性陣とバスローブのオッサンとか(笑)。

 時々そういうダメな作りのホテルがある。

 私は宿泊中でもスパにバスローブでは行かない。

 というわけで、言葉選び1つでもその人が出るなと思う。気にするかしないかという根本から。