「ぜんそく患者「コロナ禍で急減」という衝撃事実 | コロナ後を生き抜く | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準」

ぜんそく入院患者数の減少は、新型コロナからの感染予防行動だった手指消毒や、マスク着用による花粉などのアレルゲンへの暴露(さらされること)の減少が主な要因だと推測される。

 マスクによってアレルゲンへの暴露が減ったからはわかるが、全体的には単に汚かったことが原因とならないか。その理屈だと。

 もちろんその可能性はゼロじゃないし、仮にそうだとしても私は一向に構わないんだが、何となく他に(または相乗効果的な)理由がある気がする。

 パンデミック初期に「ぜんそく患者はリスクが高い」と周知されたため、ぜんそく持ちの人達は相当緊張しているだろう。その緊張によってアドレナリンが分泌され、ステロイド様作用を果たしているから症状が抑えられているということはないだろうか。

 夏場「ペットボトルが爆発」という記事が毎年一定数出る。ペットボトルに口を付けて飲む人が多いので、口内細菌がペットボトルの中で増殖しガスを出し、圧に耐えられなくなった時に爆発する。顕微鏡で見れば冬でも同じことが起きているんだが、夏場は湿度と気温が高く菌の増殖が早いから。

 高齢の入院患者や介護施設等で、看護師・介護士が患者の歯磨きを徹底することで誤嚥性肺炎が激減する。誤嚥性肺炎とは、口内細菌を誤って気管側に飲み込んでしまい、肺の中で増殖して患う肺炎。70歳以上の肺炎の約80%が誤嚥性肺炎と言われている。

 人とはそのくらいキタナイ。だからキレイにすることで病気がなくなる(予防できるまたは発症しなくなる)可能性は十分にある。

 炎症を抑えるには通常ステロイドが用いられるが、アドレナリンの効果は強力。急性のショック症状に対しエピネフリンを打つことからもわかる。

 痒みも含め炎症反応は夜間に起きることが多いのは副交感神経が優位になるから。アドレナリンが出ていれば交感神経優位が保たれる。長く続くと疲れるが。

 すなわちパンデミック下のぜんそく患者の急減は、(極度の)緊張によってアドレナリン量が増し自然治癒した可能性がある。

と私は考えてみた。