「気になる新たな論文が…「旅行者のコロナ感染者は4倍超」|日刊ゲンダイDIGITAL」

 そこは調査しなくても大凡検討が付くことじゃなかろうか。

 全くもって収束していない現状においてGO TOキャンペーンに乗ってホイホイと旅行に繰り出す人は、早く旅行したいまたはこのお得なチャンスを逃したくないという衝動を抑えられないタイプか、自分は大丈夫と高をくくっているタイプか、既にソレっぽい症状が出たらからもうかからないという根拠のない無責任タイプかのどれかだと考えられる。

 だから元々感染している可能性が高く、同時に撒き散らす可能性が高い。

 仮にGO TOキャンペーンが感染増の元凶だったとした場合、誰から感染するのかと問えば恐らく同行者(特に旅行の立案者)だろう。感染源は常に身近にいて、マスクをはずし食事をした際に感染する。ホテル側もまさかブュッフェは提供していないだろうし、日本人の日常的なマスク着用率は非常に高く、旅行に行くからといってマスクをはずす(しなくなる)とは考えられないから。

 電車や飛行機に乗ったから感染するのだとすれば、今頃山手線は世界最強レベルの感染源となっているはずであり、そうでないということは旅行の移動中に感染する可能性は低い

 マスクをはずし長い時間向き合って喋る同行者との食事が感染源だろう可能性が高く、その旅行の立案者こそが拡散源だと考えられる。

 普段対して会話のない(そのおかげで感染を免れている)家族も旅行中の食事ならよく喋るだろうし、結局のところその群れのリーダー格の思考の影響を受けると言える。

 要はこの時期に旅行に行こうと考える(ということは普段からリスクが高い行動をとっている)リーダーと、それを変(危険)だと思わない連れ(群れ)の潜在的リスクの高さが表面化しているだけだろう。

 ※慎重な人の周りは慎重な人が多く、その群れは今旅行しようとしないし、言い出しっぺがいたとしても「今はやめとこうよ」という人がいて抑止力が働く。所得やIQ分布と同じで、居るところには沢山居て、居ないところには全く居ない。

 例えば、現状下で手に入りにくいコンサートチケットが当たったと通知を出し、今コンサート会場に訪れる人達の性格を分析すれば特定の傾向が見られるはず。普通以上の感覚の持ち主なら「今コンサートやるのっておかしいよね?」と行こうとも思わないし検索してみるだろう。

 いっそ会場に着た人達には強制的にコロナウイルス感染セミナーでも上映すれば効果があるかもしれない(笑)。それを3回以上繰り返すことで大半の人は学習するだろう。今手に入りにくいチケットに当選することがラッキーなのではなくて、そのコンサートに行きたいという衝動が抑えられないことがアンラッキーなのだということを。