アマゾンからヨドバシドットコムに乗換中。

 02月に使ってみて非常に良かったので、アマゾンからヨドバシドットコムに一部乗り換えた。今現在3割くらい。

 アマゾンのシステムは素晴らしく、IT企業としてみれば高い知能がにじみ出ていて心地良い。が、物販の急拡大に伴い、倉庫・梱包の現場は未経験者で溢れているんだろう様子が見てとれる。特にこの2年。

 コスト削減だと思うが、以前は何でもダンボールだったのが3割くらいの確率でビニール袋で送られてくるようになり、それ自体は問題ないにしても、ビニールかダンボールかの選択がアホ過ぎるのが我慢できなくなった。

 例えば上に何か乗せたらすぐ潰れるような商品をビニールで送ってきて、全く壊れる心配のない紙製品をダンボールで送ってきたりする。

 また緩衝材の入れ方もおかしく、投げても壊れないものをダンボールの中でラップで固定して、更に箱一杯の緩衝材を詰めておくってきたかと思えば、500-1,000gのピクルスのような重いガラス瓶を無梱包でダンボールに放り投げた状態で送ってきたり。

 結果としてガラス瓶が壊れてなければ我慢できるにしても、一緒に注文したサプリメントや繊細な商品が中でゴロゴロ転がる重いガラス瓶の下敷きになって輸送されるため、カプセルやタブレットが潰れる可能性がある。

 で、実際ほとんどの確率で商品パッケージが潰れて届く。

 加えてこの1年ちょっと、いびつな形のダンボールを使うようになり、滑るしとにかく持ちづらい。置き配で玄関の目の前にあるものを中に入れようと1メートル移動しただけで落とすくらい。片手で1つ持てない。

 ということは配達員も当たり前に落とすことが想定され、インターホンがなって玄関を開けて待っていると、エレベーターの到着音から1-2秒後くらいにエレベーターホールで荷物を落とす音が聞こえる(笑)。

 梱包体積を極力減らして運賃削減に努めたつもりかもしれないが、重ねられない分配達員が一度に運べる量も減り、最終的には配達員増員のコスト増の方が高くつくだろう。

 というわけで引き続きヨドバシドットコムへの乗換を進める。

 ヨドバシドットコムは必ずダンボールで届くし梱包も配達員も良い。ただミスと無駄が多い印象がある。

 例えば500円のものと3,000円のものを一緒に買い、それぞれが別の倉庫にあるのか別納されることがある(この場合「まとめて配送」が選べない)。これはアマゾンもなので今となっては普通だとしてもかなり無駄。

 また同様に500円のものと3,000円のものを一緒に買って、500円の商品が在庫切れだった場合、先に3,000円の商品が届くことがある。そして後から500円の商品が納品され箱を開けてみるとまた3,000円の商品が入っていることがある。納品書を見ると、3,000円の商品には納品済みの証として色づけされているんだが、梱包員が見落とすのだろう。

 この無駄から見ると赤字なんじゃないかと思うが、消費者が気にすることじゃないと割り切れば非常に良い。

 結局のところ末端の作業現場の精度と生産性を上げることが企業の課題だと言えるが、レベルは年々下がっているので、いつかは機械化・自動化されるのだろうと思う。