「ワクチン非接種の看護師１２人が感染　沖縄の県立病院 - 産経ニュース」

「ある棟の看護師らがワクチン接種を希望していなかった。十何名だ。看護師では珍しいが、十何名のうち、１２名が感染したと聞いている」と語った。

　「ある棟の」ということから、その棟にワクチン打たない派のカリスマがいるんだろう。打ったら仲間はずれにする性格の悪いお局（オツボネ）かもしれないが。

　ヒトとは事実よりも怖い話の方が信じやすいので、こういうときにカルト宗教っぽいものが生まれやすい。

　何を信じるのも本人の勝手なんだが、その結果クラスターを発生させてしまうと、もう自分だけの問題ではなく他人に迷惑をかけているので、職業倫理観と責任感が足りないとしか言えない。

同病院はコロナ治療を担う重点医療機関。５月下旬から職員や患者の計５１人のクラスターが発生し、うち入院患者１７人が死亡した。

　経済学で言うところの「ピグー税」を検討したらイイんじゃないか。一言で言えば迷惑税。「病院が賠償する」で済ませがちなので、個人の所得税または住民税に対する追徴課税方式で。

　国が税金で購入し無料で提供しているワクチンを敢えて打たない選択をした結果他人に迷惑をかけた場合（感染させられた側から見たら外部不経済。例えば会社を休んだら給料が減った、クビになったとか）、打たないという決断は尊重しつつ、責任は取ってもらいますよという考え方。

　すなわち「打たないという選択権」は奪わないが、もたらされた結果に対し責任を負わせる（税金で償ってもらいますよという）仕組み。

　以前書いたタバコ税やグローバルダイニング税（笑）と同じ考え方。