ワクチン接種1回目:経過その2。

 接種から60時間経過した頃(接種の翌々日の夜)、ほんの僅かなめまい(っぽいもの)を感じた。血圧が低いときのソレとはまた違った今までにない感じの。2周くらい身体を回転させた時程度の「もしかして景色が動いてる?」的な。

 ただその時は3時間ほど休みなくパソコンで細かい作業をし立ち上がった瞬間だったので、どっちが原因かわからないレベルのもの。念のため血圧を測り正常値だった。

 それ以外は前回の投稿以降何もないまま。

 消えた(?)ワクチン4,500万回分の在処がワカラナイままだと、今日発表された供給予定によれば加速どころか減速しそうな印象がある。消えたわけではなく既に接種済みでデータが送られていないだけかもしれないが。

 昨日付の接種データで、接種累計5,000万回に達した。速い。今週中(反映は来週)に予想通り世界の上位7番目(累計回数)に入るだろう。他の先進国と比べ、出遅れた数ヶ月を取り戻す以上の勢い。

 「感染拡大予防」という観点では人口当たりの接種率で見た方が良いのはわかっているが、製造元からの供給ペースを超えての接種はできないので、日本側の努力では超えられない天井がある。よって既に国内に調達済みのワクチンをどのくらいのペースで接種できるのかしか今のところ見ていない。そこから読み取れるのは、日本のインフラ水準と政府や自治体の本気度+仕事量・能力。

 個人的にはかなり上手く行っている方だと感じる。国民の満足度は低かったとしても。これは普段私は日本人に全く期待してないことから「日本人にしちゃ上出来」とかそういう意味で言っているわけではなく、本当に速く優れたペースだと思っている。

 ファイザーやモデルナなどの製薬会社から見れば日本は優先順位が低い。感染者数で見れば相対的に極めて少ないから。彼らからはそれこそ“さざ波”くらいにしか思われてないだろうことから、期待した量を期待するペースで供給が受けられなくても理解できる。

 その辺を総合的に見て、私は日本がワクチン外交で失敗したとは思っていない。むしろ瀕死の重傷を負った欧米と同等以上の本数確保できていることに拍手を送りたいくらい。

 もしワクチンの供給元が日本の製薬会社だったら輸入や承認ペース、他国の感染状況に左右されず確保でき、世界に先駆けて「集団免疫を獲得した」と宣言できるくらいの接種数に達していただろうなと現状の接種ペースを見て思う。ということは社会基盤はちゃんと機能しているということであり、私にとっては安心材料。この状況下で荒削りなところは気にしない。