「日本のワクチン接種速度は「世界一」? 数字でみると:朝日新聞デジタル」

 実際に猛烈に速い。自治体のワクチン不足や職場接種の休止などで国民の不満の方が上回っていてこの偉業がかき消されてしまってるがモッタイナイ。

 記事の通り、確かに日本はG7の中でアメリカに次いで人口が多く、単純な接種回数で見れば他国を上回りやすい。なおかつ接種開始が数ヶ月出遅れたので、人口比で見てもまだ遅いように見える。

 違いが出るのは接種完了数が人口の50%を超えたところから。イギリスのEU離脱国民投票や、ドナルド・トランプ大統領選の時のように、英米は真っ二つに割れていて、50%付近からなかなか進まない。

 それに対し日本は同調圧力が強く、50%を超えると更に接種が加速する。まだ接種していない自分が悪者扱いされるんじゃないかという焦りによって。「ワクチンはしばらく打たない。様子見」「国産が出るまで打たない」と考えていた人達も、この接種ペースが続けば早々に接種するだろう。

 特に経済界が欲しているワクチンパスポート(特典)が開始すればなおさら。「打たないのは本人の自由だが、打たないと入れない」店や施設が増えると、元々意志の弱い日本人には耐えられないし、友達などから「(打ってない)彼・彼女がいると入れないから誘わない」なんて話が漏れてくるようになると打つしかなくなる。それでも「打たない」を押し通すポリシーはないと思われる。アレルギー等事情がない限り。

 加えて日本人は生真面目なので、1回打って2回目を打たない人はほとんどいないだろうことから、2回目の接種完了率は特に突出すると考えられる。

 私は、2回目の接種完了した人数が人口の70%を超えるのは世界最速となるだろうと予測。かつ人口の80%に達する唯一の国になるかもしれない。単一民族ならではのシンプルな社会構成が役に立つところ。

 現状12才未満は接種対象外なので、日本の人口の93%を超えることはなく、天井は86%付近じゃなかろうか。


※ずっと前から気になっていたんだが、NHKのデータにイスラエルが含まれていないのはなぜだろうか。