「CNN.co.jp : コロナ入院後にワクチン接種を望む患者、「遅すぎる」と医療関係者 米 - (1/2)」

アラバマ州の病院に勤めるブライトニー・コビア医師は、最近入院した重症の若い患者について振り返る。「患者が挿管前に最後にするお願いの一つが、ワクチンを打ってほしいとの懇願だ。私は患者の手をとり、ごめんなさい、もう遅すぎると伝える」

 以前もチラッと書いたが、もしかすると治療薬とワクチンの区別が付いていない人も結構いるんじゃないだろうか。ワクチンが予防のためのものであると理解していれば、罹って重症化してから予防しても遅いことくらいはわかるだろうから。

 セキュリティで言えば、侵入されたことが解った途端ファイヤーウォールやアンチウイルスを全面導入する人が多い。保険と一緒で、自分には何も起きないと高を括っていた典型例だが、まだそれでも導入する意味があるのは「次」があるからこそ。死んだらもう「予防」は関係のない世界に行ってしまうのだから、予防とは元気(健常)なうちにすべきもの。

保健当局者によると、急増するコロナ感染者の大部分はワクチン接種を受けていない人々だ。デルタ株が原因の感染が増え、7月17日までの2週間では推定で全体の83.2%を占めた。約1カ月前の6月19日までの2週間では31.9%だった。

 これまで何度も「今度の○○株の感染力は〜」ときていたので、デルタ株についても同じレベルで見積もっていた。最近考えを改めた。