「4児の母親が夫の2週間後に死亡… 最期の願いは「子供たちにはワクチンを受けさせて」 | 挿管直前にワクチン投与を医師に懇願 | クーリエ・ジャポン」

数週間前、リディア・ロドリゲス(42)はワクチンを打たなくても新型コロナウイルスに打ち勝てると思っていた。しかし、1週間にわたる教会のキャンプから帰宅後、自分や家族の陽性がつぎつぎに確認されると、彼女は気を変えてワクチン接種を希望したが、そのときには「すでに手遅れだった」と主治医は言う。

 1回目または2回目のワクチン接種直後に感染という報道が多く、前から感じていたことだが、感染した(かも)段階でワクチンを打とうとする人が一定数いるっぽい。だから接種直後に感染が判明することが多いんじゃなかろうか。

 ワクチンは予防薬であって治療薬ではないから、そこの周知も必要。今更であっても。結婚して21年になるロドリゲス夫妻は、アメリカに何千万人といるワクチン未接種者の一部だ。現在、アメリカでは12歳以上であれば無料でワクチンが提供されており、当局はワクチン接種が重症化や死亡率を大幅に下げると訴えている。それにもかかわらず、いまも多くの子供たちがこの病気で親を亡くし、孤児になっている。ロドリゲス夫妻もまた、他の患者と同様に挿管される直前にワクチンの投与を医師に懇願した。
いよいよ打つ手がなくなったとき、彼女は最後の電話で姉妹にこう頼んだ。「どうか子供たちにワクチンを受けさせて」と。

 自由な時代なのは確かでも、知識がないがために誤った判断をする人達を「自由」の名の下に見捨てるのも残酷な気がしてならない。

 自由意志を尊重するよりも、ワクチン接種を義務化する指導者達の方に愛を感じる。