「忽那医師「自宅死増加の恐れ」 重症化リスク高い世代は [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル」

 緊急事態宣言が出ているのにこれだけ感染者が増えています。 私はずっと「3密さけて」「マスクを着けて」と呼びかけてきましたが、「何を言っても伝わりにくい」と感じます。いまや聞いてもらえないですね。 ただ、伝えたいのは「これまでは助かった人も、今後は感染すると入院できず、自宅で亡くなる恐れもある」。そんなフェーズだということです。 これまでは「高齢者らハイリスクの人に感染を広げないようにしましょう」と言ってきました。 いまは「自分を守るために気をつけて。自分を守りたい人は感染対策をしましょう」と。自分の身は自分で守ってくださいとお伝えします。

 いよいよ行き着くところまで行き着いた感がある。

 五輪をやってるからとか、政治家が会食してたとか誰かがミシュラン店で家族と食事してたとか全く関係なく、ウイルスに感染したくなければ自粛する。これが基本中の基本なんだが、今大衆は何でもいいから理由を見つけて外に繰り出そうとしている。「アイツがやってるんだからオレも」的な。

 その“アイツ”は助けてもらえてもアンタ(一般人)は助けてもらえない。残念ながらそれが世の中。五輪のソレと同じ

 「自粛疲れ」は理解するが、ここで「疲れた」で投げ出し感染してしまうと、今まで何のために我慢したのかその甲斐がなくなる。特に今このタイミングで感染するのは貧乏くじを引くようなもの。入院も治療も受けられない可能性が高いから。

 過去のあらゆる感染症パンデミック系映画において、最後の最後で我慢できず飛び出して感染して死ぬというキャラクターが必ず1人(+その連れ)は描かれている。世界共通なんだろう。今自粛を放棄する人はまさしくそいうタイプ。

 もう十分な学習期間が与えられたので、ここから先は自然淘汰の領域だと私は受け止めている。