「「菅首相の頼みの綱」ワクチン接種率が上がるほど感染拡大する第5波の"不都合な真実" 感染の真犯人はデルタ株ではない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン」

 「ワクチン接種率が上がるほど感染拡大する」というタイトルだけで、接種済み者の気の緩みが原因という方向なんだろうなとは思ったんだが、

第5波の特徴は、やや東京が先行したものの、ほとんど全国一斉に感染爆発が起っている点にある。理由として考えられるのは、過去と異なって地域的な事情ではなく全国的な事情が働いているからと見るのが妥当だろう。そうだとすると全国統一的に地域ごとに大きな遅速なく進められているワクチン接種以外には考えられない。

と結論付けるならば、今全国的にむらなく拡がっているとする新規感染者の内訳が、「ワクチン接種済み者(とその家族)が圧倒的大多数を占める」というところまでデータを追わなきゃいけないんじゃないか。

 が、実際にはそういう報道はないし、記事の最後で「④ ブレークスルー感染」を除外していることから、残るは未接種者の気が緩んだことになる。

 「沢山の人が接種しているからオレはいいだろう」というタイプの人は常に一定数いる。「ミンナが打ってくれればオレは打たずに済む」的な。

 「接種済みの人との食事なら安心」ということで気が緩んでしまう人もいるだろう。 

 上記記事によると、

2回接種を終えた人は35万3430人おり、感染率は0・007%(10万人に7人)。これに対し、未接種または1回接種の人の感染率は0・090%(10万人に90人)だった。

とある。

 デルタ株の感染力の強さと、全体的な気の緩み、自粛要請に応じない飲食店の増加が原因と思われる。