「新型コロナ拡大後に生まれた幼児、IQ平均78…「刺激減り低下」 | Joongang Ilbo | 中央日報」

 IQ 78というと境界域

 「妊娠時に母親が感染していた場合」ということかと思って読んでいたら違った。

「これは乳児が家の中にいて認知的刺激が制限され、外部の世界と断絶したため」

らしい。すなわち引きこもりによる認知機能の低下。他人と比べて(相対的に)知らない刺激が多すぎる状態。

 特に社会的・経済的脆弱層の家庭の幼児はさらに低いIQ数値となった。

 これは下記に関連すると思われる。

「親が仕事と育児を併行しながら負担が増え、幼児のIQに影響を及ぼしたとみられる」

 親が忙しくコミュニケーションやスキンシップがないことで、刺激が単調化しているんじゃないだろうか。

 お金があれば母親(父親でもイイんだが一般的には母親が重要とされている)が十分に触れあえるし、お手伝いさんなども含め他者との接触の機会も多い。またリモートで仕事ができる職務の人は、通勤がなくなることでむしろ子供との接触時間が増えるから、これはどうにもこうにも単純労働層の危機に見える。

 国もある程度教育の方針として優先順位を示した方が良いかもしれない。「全ての職務に同じように価値がある」という精神性は立派だと思うが、実社会ではどうしても本質的に脆い層が存在する。

 そこを高所得層の納税が支えるという(富の再分配による)「助け合い」の構図で来たが、今後の少子・高齢化社会ではそもそも現役層が高齢者を支えるだけでも借金が必要な状況なので、同じ現役層までも支える体力がないだろう。日本の高所得者層だけでは。

 ということは皆が自分の分を賄えるよう稼ぐ力を育成していく必要がある。