中年のロマンとマロンとモンブランと。

 再び(中年の)遠足(笑)へ。

 モンクリのオープンシリーズはお馴染みだが、2ヶ月前に久しぶりに吸ったジュニオールがなかなか良く、サイズ的にも秋のベランダバータイムにちょうどイイ。

 ロメオやパルタガスはスカスカ気味で発煙筒感が増しているし、コイーバやトリニダッドは手に入らない銘柄が多く、このオープンシリーズがバランスが良い。アップマンは悪くないが、ちょうど良いサイズが少ない。ダーティーハリーがぶっ放す銃身のようなケムリを吹かす機会が減っているし。

 ホヨモンのNo.2は秀作として知られているようだが、もしかすると吸ったことがないかもしれないと思いジュネーヴから取り寄せた。今度の遠足(笑)用。

 スペイン語の発音で略すとオヨモンか。HERMESをエルメスと発音するように、ラテン語の「H」はハヒフヘホではなくアイウエオ。

 それはいいとして、久しぶりと言えばこの曲。I Who Have Nothing

 赤坂でこの曲が流れる度、ブランデーとケムリが溶け合うのを感じた。チープだがそれなりに雰囲気のあるこのギターソロをケムリを吹かしながら弾きたい。

 ブランデーと溶け合うと言えばモンブラン。今年もそんな季節が来た。

 もともとモンブランは食べなかった私だが、7年くらい前にアンジェリーナのモンブランを食べて(かつブランデーと合わせて)から変わった。

 下の写真は銀座三越で買ったモンブラン大福。ケーキじゃなくて大福。フォークで食べようとするとモチモチ過ぎて切れずにむしろ厄介(笑)なことになるから、手で持って噛みつくことをオススメする。

 ※「 銀座三越限定のモンブラン大福に“びっ栗”!」と書いてあるのを見かけた(笑)。

 暗いところで撮ったので(或いはiPhoneも老眼になりつつあるか(笑))、残念ながらピントが合ってない(笑)。

 唯一私の理解の範囲外にあったのは、こしあんじゃないこと。アンチつぶあん派としての主張ではなく、このテイストや口当たりからこしあん一択だと思うんだが。

 コニャックの香りとモンブランの甘みが溶け合う頃、中年男の背中(笑)に良く似合う曲と言えば赤坂のサウンドトラックから感傷的なワルツ (Tchaikovsky Valse Sentimentale)♪

 主旋律はバイオリンよりチェロバージョンの方が好き。

 コートを着てモスクワやプラハの街を歩くシーンがよく似合う。ベルリンやワルシャワもイイ。西側の諜報員とKGBの女性工作員の愛の物語は実にいとをかしぃ。

 最近じゃケムリを吸えるバーもなくなり、一部のテラスしか選択肢がない。10月は本来ケムリびよりなんだが急に寒くなり、太陽が出てないと数時間じっと座っているにはそれなりに冷える。中年には。

 というわけで次の遠足は、「コート着たままケムリ」プランが浮上している(笑)。

 これだけ冷えていて空気が乾いていれば、ボルサリーノをかぶっても蒸れない(笑)かもと期待しつつ。そこに一足遅かったパナマ帽の男がトロピカルカクテルを飲んでいたり(笑)するのもまたいとをかし。そんな彼の足下には今夏からエナメルのテストーニが輝いている。どうやら出世(?)する予定らしい(笑)。

 まだ晴れた昼間はポカポカの予定でいたので、この冷え込みが想定外。何を着ていこうかと珍しく迷い、靴は夏には暑苦しい(笑)サンローランの豹柄もアリな季節かと思いつつ。

 箱と紙袋と靴の袋を下に敷いたらイイ具合に写った。

 というわけでそんなヒロシに騙されることもないまま過ぎ去った夏にグッバイ的な。

 グッバイと言えばこの男。舘ひろしの冷たい太陽 (FINAL VERSION)♪でエンディング。

 横浜赤レンガで中年の会でも開きたくなった(笑)。


 ※と数日前に書いていたら、今日(投稿日)はテラスびよりなイイ天気となった。


 ※まさかいないとは思うが、“遠足”と見て「子供の遠足に葉巻を持っていくのかこのオッサン😡」と思った人が居たら読むブログが違いますよと伝えたい。念のため。