今年の秋冬はフェミニン(?)。

 05月の『ピンクのアイシャドウが増えた』で「フェミニンな流れがくるかもしれない予感」と書いたが、少しづつならび始めた今年の秋冬の婦人物コートは、ずいぶんフェミニンなシルエットが多い印象がある。例えるならウエストや腕周りを極限まで絞った中世ヨーロッパ風で、タイトといえばサンローランだが、そういうマニッシュな香りはゼロ。

 「ジェンダーレス」が進むにつれ、男物・女物という区別がなくなりつつある一方で、これまで同性同士でファッションが被らないようにしていれば済んだものが、競合(?)が2倍に増えることで、横並び脱却として差別化を図りたい人達が増えているんじゃないかと推察する。

 昨年から見かけるようになったマイクロミニスカートしかり。

 どんなにジェンダーレスと言っても、まだまだ男性がレースのフリフリは着ないので、女性が「男には真似できない」ファッションを極めれば極めるほどフェミニンな方向に傾くと考えられる。

 すなわち再び二極化トレンドか。

 するとヤローファッションはピーキーブラインダーズ方面か(笑)。ヤローディオールは様子を見た方が良いかもしれない(笑)。