「ポーラ・オルビスHD傘下ACROの「アンプリチュード」と「イトリン」がブランド終了」

 先週知って驚いた。

 ようやくデパートに2店舗、3店舗というタイミングでパンデミック入りしたので、事業計画通りには行かなかったにしても、いよいよコロナ禍明け、困難を乗り越えて再始動というところかと思っていた。

 このタイミングで見切るとは、近年のアメリカのドラマのようにどこか素っ気ない。

 確かにITRIMとTHREEは棲み分けが難しい印象だが、個人的にアロマのおしぼりのファンだった。販売はされなかったが。

 Amplitudeは80-90年代っぽさはありつつも、子供っぽい国産ブランドが多い中、珍しく大人路線でこれまた個人的に良い印象を持っていたんだが、サンプルに英語表記がないなど(もらった外国人は中身が何かワカラナイ)、多様性に揉まれていない「島国の大人」でしかなかった感もある。

 残るTHREEはブランドカラーが好きじゃない。自然派なのは伝わってくるも、垢抜けず華やかさがなく、シャネルやフェンディを着こなす女性にプレゼントしようという気にならない。

 カオスの中のオアシス的な、大都会東京に相応しい(国際的に見ても)洗練された大人のブランドの登場を心待ちにしている。

 ファッション分野では無理だと思っているが、化粧品ブランドなら日本発でも何とかなると期待している。