「アメリカの大都市が相次いで顔認証システムを禁止に」

 下記の記事を読んだ。

 人々は「白人のアルゴリズム」に気付きつつある。

 現代社会は、確かに白人が作り上げた土台の上に成り立っているものが多い。その功績は称えるべきものだが、先日書いた犯罪の予測などに使うにはバイアスがかかりすぎている。もっと世界で揉まれる必要がある。

 しかし「顔認証システム」自体は禁止する必要はない。

 本人かどうかの識別(認証)に使う分には何も差別ではないから。

 言葉的に「顔認識システムを利用した〜」(認識した後何に使うのか)と「顔認証」(本人確認)を使い分けた方がいい。

 要は第三者・機関が勝手に顔認識して「こいつ●●の▲▲じゃないか」と利用されるのと、自分自身が自分であることを証明するために自発的に顔写真を登録して認証を受けるシステムとを区別する必要がある。

 こういう記事を読んで顔認証システムは悪だと思い込む人がいるから。