「ワクチン接種回数目標 1日100万回へ向け「着実に」 元の生活には接種率40%?」

1回目の接種をした人の割合がグンと伸びていき、人口の40%のラインを越えたあたりから、黒のラインの感染者数がぐっと減り始めている。
ワクチン1回接種の割合が人口の40%であるという、この分析を行った野村総合研究所によると、このラインというのが元の生活を模索できるポイントであるという。

 1回接種しただけでは予防効果がないと言われているので、あまり有効な調査だとは思えないが、感覚的な目安として考えてみよう。

 日本の人口1.263億人の4割=5,052万人だから、昨日書いた「04月14日から06月07日までのデータ(医療従事者+高齢者)で1日の接種回数伸び率を計算すると1日あたり4.63%増」をベースに考えると、07月04日頃に累計接種回数が5,052万回を超える。これは2回目の人も含んだ数なので、2倍で考えたとしても07月20日までの間。

 この野村総研の考察を支持するならば、下記の京大教授の推計はハズレるかもしれない。

 私なら20日に宣言解除するのに先行して、現役層への優先接種に切り替え、労働人口6,868万人の7割=4,807万人への接種完了を持って「経済的集団免疫を獲得したと考えられる」と宣言する。今の伸び率が続けば08月上旬頃。

 いずれにせよ現在の国の方針と接種ペースで行けば、08月に再び緊急事態宣言レベルの感染者が出るとは思わない。梅雨に入るし。

 08月頃、今を振り返って検証してみたい。未知のことなのでみんなそれぞれ自分の立場での見解を述べるしかない状況だが、“次”のことを考えると当時誰がもっともなことを言っていたのか過去(我々から見たら今)から学ぶ必要がある。