「NZ、牛のげっぷに課税へ 25年、農業団体は猛反発 | 共同通信」

 10年くらい前だったか、イギリスも牛のゲップに悩まされているという報道が出ていた。

 牛がげっぷをし地球の温暖化が進むので、牛肉・牛乳をやめようという方向に向かわなければ良いが。

 げっぷへの課税は経済学で言うところのピグー税

 牛のげっぷを法律で禁止するわけにもいかないので、社会的なコストにはそれ相応の税金を負担してもらおうという考え方だが、なぜかヒトには当てはめないどころか、「富の再分配」として一部の高級取りに転嫁するのがヒト。

 オモシロイ。

 例えば駐車違反やスピード違反などは、本人が罰金を払えば済むという単純なものではなく、渋滞や事故といったリスクを他人にも負わせているので、理屈としては迷惑税をあてはめることができる。

 切符を切られることに所得税率が高まっていくとすれば、違反は激減するだろう。特定の地域に対する迷惑行為なら住民税率に加えても良い。

 暴走族やルーレット族なども同じく。

 追求していくと、パパ活や援助交際という名の売春によって性病にかかった人が保険治療を受けると、本人にはお金が入るが他人が納めた(高所得者による)保険料によって賄われ、ひいては増税につながるため、高所得層から見れば外部不経済となる。

 安倍元総理の国葬には反対する人達がいるが、その辺に対する反対運動はまだ見たことがない。

 ということから、本来はそのコストを負担すべき人が負担せず、他人にぶら下がって生きている人達が多い。

 牛の前にヒトにもピグー税の適用を検討してみたらイイんじゃないか。

 牛の話に戻ると、げっぷに課税すると出荷元はそれを商品価格に上乗せするので、牛関連商品が高くなり高級食材となっていくため、それを負担できる高所得層のみが食すことになるという点では理に適っている。