エルパトはバックシャンでパート2。

 この一週間夏風邪で寝込んでた。10年ぶりくらい。

 扁桃炎からくる高熱に汗をかきつつ、熱が高くなればなるほどなぜか頭はすっきり冴え渡る私。子供の頃から。

 休むのがイチバンということでここぞとばかりに1日中ゴロゴロ。が、うとうとする度にイチイチ蘇るある1つの残像に幾度となくうなされた。

 10日くらい前だったか、普段行かないデパート内エルメスブティックに列んだところ、目の前にいた今度のアンバックシャンは手強かった。

 30代の女性で、どこか若い頃はイケイケギャルだったのかなという雰囲気もありつつ、真っ白のミニ丈ワンピースで品物は上等に見えるが、生地がニットのように伸縮性に富んでいて、身体にピッタリ貼り付く峰不二子専用素材。

 いわゆるボディコンであり、ボディコンでしかない。

 昼間っからヒール高め。

 しかし。背中の肉(脂?)がとんかつのロースの部分を束にして在庫持ち歩いてますみたいな感じ😵‍💫

 しかしなぜか前から見ると全く贅肉が感じられない🧐

 店内で何度もすれ違ったんだが、スリムに見える。

 全ての肉を背面に回したのか。それともそういう体型で、本人はもしかして背中で起きていることを知らないのか。

 で、全く鏡で背中側を見ない人なのははっきりワカッタ。

 下着の柄とかは透けてないんだが、後ろから見ると上も下も下着の線がクッキリハッキリ。

 ボンレスハムを縛る紐のラインをなぞるように見てしまった。

 縫い目のないシームレスな下着が世界中山のようにある時代に、なぜそんなしめ縄のような線を浮かび上がらせているのか。

 これからお祭りにでも出て神輿でも担ぐのか。

 いや、もはや神社かアンタはというくらい。

 大袈裟に言ってるのだと思われるかもしれない。これでもかなり気を遣ってくらいで、同じ格好を男性がしようものなら、女性客から「あの人何とかなりませんか」とブティックやデパートにクレームが行くレベル。

 その女性はウロウロしたかと思ったら「バーキンありますか」と聞いて「確認してきます」「申し訳ございません、本日は入荷がなく」で帰っていった。

 バーキンより先に買うべきものがあるだろう(笑)。

 あのしめ縄ラインが脳裏に焼き付いていて離れない。

 勘弁してくれ。


 じゃぁアンタはどうなのかと言いたいだろうか。

 よくぞ聞いてくれた的な。

 私は世界を代表するバックシャンを自負していて、これまで数々の世界中の美女から「できれば一生後ろを向いてて」と言われてきた(ドヤ顔)。

と、文脈を理解する知性もなければ空気も読めない男があまりにも多いことに、世界中の女性達が嘆いていることを理解している(笑)。


 結局のところ一般人とは、どんなに自撮りを撮りまくっても自分が見たい角度の写真でしか見ていなくて、許可もなく四方八方から盗撮され曝され批判される芸能人らとは大きな差がある。

 日頃人前に出る立場かどうかという社会的地位も見てとれることから、後ろ姿を見ればその人の人となりが見えてくる。