大丸・松坂屋カードはポイント11%。

 大丸では小口の買い物しかしないんだが、ポイントが貯まる勢いがイイ。まだ半年分のボーナスポイントが付与されていないが、それを含めると今年分で既に15万ポイント以上ある(現在ルビー)。

 よく見てみると大丸利用分が11%超貯まっている。

 ※「超」とはほぼ毎月ポイントアップキャンペーンをやっていて、偶然そこで利用しているんだろう。

 大丸・松坂屋利用分の基本5%と、半年間で15,000ポイント付与相当(すなわち30万円)の買い物をすると、ボーナスポイントが基本ポイントの100%付与されるので(要は2倍になる)、合わせて10%。この最大値は三越・伊勢丹や高島屋と同じ。

 それに加えてQIRAポイントが1%。そのまま大丸・松坂屋ポイントに交換できるので(1,000ポイントごとに自動交換設定もできる)、結局のところ大丸・松坂屋利用分は11%付与。

 大丸・松坂屋以外で決済した場合はこのQIRAポイントが1%付与されるので、そこは他のカード会社とほぼ同じ。

 知っている限り、デパートだけでの利用で見れば、大丸・松坂屋カードがイチバンっぽい。外でも使うことを含め総合的に見ればタカシマヤプラチナデビットカードがイチバンだが。

 ちなみに松坂屋は銀座が閉店してから全く使ってない。

 銀座シックスは別枠として扱われているが、せっかく同じJフロントグループなんだから、大丸・松坂屋である一定額以上利用した場合、得意客特典として銀座シックスでも優待率10%になれば相乗効果が見込めると思うんだが。

 東京大丸はあまり魅力的なブランドが入っていないので、ハイブランドを好む人達は銀座シックスに行くだろう。問題は銀座シックスのカードの優待率が最大3%なので、同じ3%(年間300万円まで。外商付きは500万円まで)のタカシマヤプラチナデビットに囲い込まれ、大丸+銀座シックスではなく、高島屋+銀座シックスになってしまう可能性がある。これはJFRとしてはもったいない。

 余計なお世話だが。

 見方を変えると高島屋のカード戦略は秀逸で、今後のフィナンシャル展開にちょっと期待している。もしかすると古典的な外資プライベートバンクが日本でやりたかったことを、うまくまとめあげ形にする力があるかもしれない。