「円安を逆手に海外企業の生産拠点誘致を 日本が「世界の工場」になれば経済は復活する | マネーポストWEB」

 巨額の設備投資を必要とする工場などを「円安の今お得ですよ」と日本に誘致するのは手だが(手と言っても為替くらい皆見ているので海外勢も知っているはずだが)、災害大国日本は最初にリストからはずれるんじゃないか。

 確かに人件費は追い越され今となっては日本人は安い

 しかし日本は相対的に電気代が高い。

 データセンターなどは寒くて電気代の安い国が人気があるので、もう大凡調べはついているだろう。

 また夏も冬も電力供給が逼迫する日本は厳しい気がする。

 そこは原発回帰の確約で乗り切ったとしても、島国日本は陸路が使えないため、必然的に海上輸送一択だが、地政学的に東シナ海のリスクがつきまとう。そうなると日本海外は避けて太平洋側にということになるが、三陸沖から東京湾、南海トラフ、日向灘と地震リスクが極めて高い。

 空輸である程度まとまった数運べるものとなるとチップなどの精密部品に限られてくるが、問題は燃料高で輸送費が高騰している。

 加えてロシア・ウクライナ戦争で南周りになっているためヨーロッパが遠くなってしまった。遠くなると人件費と燃料費がかさむから、製造した後のコストが高い。遠い離島の日本は。

 日本企業が生産拠点を国内に移しているのは中国リスクを踏まえてだと思うが、海外企業を誘致するには推せる材料に乏しい。

 と私は思う。