【謹賀新年】2023年元日。

 今年最初の配達はシャンパン🍾とズワイガニ🦀同時だった(笑)。

 王道だが間違いのない4本。

 シャンパンも値上がりしていて、12年前には4,000円台で買えていたものが、今は8,000円以上。ユーロ圏とのEPAで下がるどころか上がり続けている。

 メジャーシャンパーニュ各社のスタンダードラインを8,000円で計算すると、365日飲んだら年292万円。

 2日に1本でもバーキン1個分。

 そう考えるとバーキンが高く感じる(笑)。相対的な話。

 普通は逆で、シャンパンが高い・無駄という話になるんだろうが、シャンパンを2日に1本飲む生活をしているときは、既に必要なものが大抵揃っている。見栄やマウンティングのためにバーキンを必要としない頃。

 一方、削りに削ってバーキン(に限らず130万円超のバッグ)1個を手に入れたときとは、それを持って誰とどこに行くのか、そのバッグに見合った身なりは、その格好で何を食べ何を飲むのか、肌は綺麗か、髪の毛は綺麗かと、そこから自己投資にお金がかかる。

 そんなバッグが似合うオーラ・振る舞いに至るまでに身につけるべき教養や知識、そして場慣れし経験値を積み上げていく過程で、多くの時間とお金を費やす。そしてある時ふと我に返り、新品同様の状態で手放す人が多い。いわゆる一時所有者(中間者)

 いや、シャンパン代は飲み続ける限り毎年かかるけど、バーキンは一生モノよという人も一定数いるだろう。

 1個買ったらもう来ないだろうなという客にエルメスは売らないだろう。メゾンのスーパーフリーを除いて。お別れの挨拶に出すようなもんだから。バーキン出したら最後的な。「これ持ってとっとと出ていけ」とでも言うのか(笑)。

 それよりも長い付き合いになりそうな人を選ぶ。需要が供給をはるかに上回っている時は特に。貴重だから。

 ということから、もし女性に聞かれたら私は「バーキンは最後でイイんじゃない?」とこたえる。

 この3年のエルパトブームがなかったら、私も一生興味を持たず手を付けなかった気がする。ロレックスも。

 それでイチバン大変そうな時期に参戦することになったんだが(笑)。私はいつもそんな感じ。

 で、ズワイガニも昨年末と比べて1.3倍くらいに値上がりした。同じく2日に1回(殻除く500g)食べ続けたら(笑)、シャンパンのソレよりも高く、バーキン1個分を遙かに上回る(笑)。

 ズワイガニを2日に1回食べる生活をしている時には、全身からキトサンオーラを放っているだろう。悪玉コレステロール低め的な。

 殻も食べたらだが(笑)。

 赤いバーキンに蟹のチャームとか付けてドヤ顔で。

 世間の予想に反し、そういう人に次から次へとバッグが出てきたりするのが世の常。愛とか語る必要も無く。

 黒塗りのベンツとピンクのロールスはどっちが厄介か(笑)という話と似ている。その昔、モスクワの中心で車体全体にスワロフスキーが散りばめられている駐車違反のオープンカー(屋根開けっぱなし)に誰も切符を切らないし、何も盗まれないという話を聞いたとき、確かにそこまでいくと何となくもういいのかなと思った(笑)。

 ルールはルールなんだが、お金を持っていることを隠しもしなければ隠す必要のない人とは高額納税によって地域社会そして国家を支えている存在なので、公務員から見れば上司のスポンサー(笑)でもある。

 もちろん公務員がそれで見逃していたら社会は腐敗するんだが、民間での特別対応は当たり前に成立する。

 正論を言ってもイチイチ炎上する人と、かなりキツいことを言っても皆が「考えさせられた」と納得する人といるように、目に見えない何かが人の明暗を分けている。

 漠然としているが印象とはとても重要な要素。

 私は普段それを総称して「スター性」と呼んでいる。

 ヒトとはファンになると何でも受け入れる傾向がある。今まさしくその魅力勝負の時代に突入した感がある。

 抽象的だが、私の話は10,584人に1人(笑)くらいに伝わればそれ良く、共有できることは全部書いた気がする。

 私は優雅でエレガントでかつ華麗(加齢じゃなくて)にバーキンを捕獲して欲しいなと思う派。

 というわけで、以上が私の2023年年始のご挨拶でありまして(笑)、本年もどうかよろしくお願い致したい次第で明けましておめでとうございます的な。