ルイ・ヴィトン 松屋銀座店、リニューアル。 Part2

 前回、私のブログはちょっとフライングだったみたいで(笑)、リニューアルについてまだどこにも公表されていなかった。後から知った。

 今日09日、改装休業前の最終営業日(一般客は08日まで)の予約制販売会に行ってきた。11日から仮店舗(松屋と三越の間の旧UFJ銀行のところ)で1年ほど営業するらしい。

 2013年に2フロアから3フロアに拡張され、今回更に3フロアから4フロアへと拡張するそうで、4階はVIP専用フロアになるとのこと。世界でもまだ数店舗しかない設計らしく、より上位顧客に最適化していく流れが見てとれる。

 偶然のタイミングなのか、茨城県店舗を畳むと同時に銀座の拡張。恐らく銀座の1フロアで地方店の売上げを軽く超えるだろう。エルメスも含め人口減に対応する経営合理化の一手と思われる。

 松屋銀座店は2000年にオープンした直後から時々利用してきたので、一店舗の年数で言えばイチバン長い付き合いかもしれない。

 数年前、松屋の他の売場のスタッフから「ヴィトンさんの松屋店の売上って世界最大らしいですよ」と聞き、すぐにヴィトンスタッフに確認してみたが「世界最大」だとは断言しなかった。そのくらい大きいのは確かっぽい。

 2000年の開店当時は食事の時などの小さめのやや畏まったバッグや、ノートパソコンの入るビジネスバッグなどはエピラインを使っていた。続いて旅行鞄やベルト、財布などはヴェルニシリーズ(の後から出たワインレッド)を気に入って使っていた。

 その後別店舗だったが2007年頃だったか、アリゲーターのオーダーバッグの案内があり、捕獲からスタートし2年近くかけて作ってもらった。それでクロコ・アリゲーター物に飽きてしまって(と言うより「レトロ」に見えるようになって)今に至るんだが(笑)。まだ今のようなオーダーシステムが出来上がる前。

 その頃葉巻用のヒュミドールも買った。今でも使っている。当時エルメスにもヒュミドールがあると誰かに聞いて銀座メゾンに見に行ったのを覚えている。エイ革だった。ヴィトンは木製で40万円くらいで、確かエルメスのエイ革製は80万円くらいしたので、ヴィトンを選んだ(笑)。既にワインセラーのような大きめの電動キャビネットも持っていたので飾りでしかなく。

 昔は近年のSNSに見られる「買った物を公開する」文化(?)がなかったし、昨今のエルメスのようにノウハウを必要とする買い物でもなかったので、直接会った人にしか見せることも話すこともなかったが、今思うとブログの片隅にでも載せておけばいい記録になったかもしれない。時を刻む上で。

 そう。ずっとひたすらデパート外商を拒否しながら(笑)。

と少し思い出を振り返りつつノスタルジックという程でもない気分に浸りながら(笑)。

  というわけで何となく選んだ曲Petite Fleur♪ (by Jill barber)に揺れながらコニャックグラスでも傾けつつ、スモーキングジャケットに着替えバーに繰り出せば閉店時間でした的な色気のない昨今の東京を噛みしめつつ。