「エルメス、23年も2ケタ成長で増収増益 強気な値上げでも売り上げに陰りなし - WWDJAPAN」

 ついに2兆円越えたのか。

 2022年に参照していたデータでは1.3兆円だった。円安で日本円換算すると当時よりいっそう大きく見える関係もあるが。

日本は現地通貨ベースでは25.7%増で、全ての地域の中で最大の成長率となった。

 興味深い。現地通貨ベース=日本円でと受け止めると、昨年の値上げ幅をそのまま上積みし、更に売上が伸びている。

 既存顧客の単価が上がったのか、新規顧客が増えたのか。

 パンデミック収束後、海外旅行組が外で買うようになっただろうことを踏まえると、なかなかの伸び具合。

 それにしても極度の円安で、世界で最も不利な環境下にあるであろう日本の伸びが最大とは。

 輸出に頼っていた2010年頃までの日本人は、円安=儲かる=景気が良い構造にあったため、円安の中海外旅行に行くという矛盾した浪費体質だったが、今でも本質は変わらず、海外旅行にお金をかけるくらいなら海外ブランド品を国内で買おうという考えか。円安という向かい風の中。

 それとも円高時に海外資産(外国株を含む)を買った人達が増え、それを円安時に売って売却益+為替差益を得ている人達が増えただろうか。

 この調子だと早々にバーキンの定価は200万円を超えそうな気がする。