洗濯機が壊れたので買い換えた。確実に物価が上がっている。

 液晶パネルのバックライトが点かなくなって2年(笑)。それでも他は全く異常なく動き続けて13年。

 2008年製のナショナル(パナソニックになる前)のドラム式洗濯乾燥機NA-VR2200L(当時のハイエンドモデル)がついに退任となった。

 昔から電気製品の物持ちがイイ私。

 しかし昨日の朝突然ドラムの中に給水されなくなった。U14エラー。

 自動アップデートでドライクリーニング型に変わったかと思った(笑)。

 まず水道(根本)から水が出ているかを確認し、ホースの途中で詰まってないか(ホースの先から十分な量水が出ているか)を確認し、洗濯機側の給水フィルターを掃除し(全く汚れてなかった)、それでもダメだったので検索してみたところ、給水弁を交換すると良いとあったが、もう13年だし、いつ他が動かなくなるかわからないので買い換えることにした。

 毎年新製品が出る季節。今年のパナソニック製は11月のようで、ちょうど品薄のタイミング。昔のように生産過多だった頃は、新製品が発表されると一気に値下がりしてむしろ買い時だったんだが、この数年は品薄になり即納店舗を探すのが困難。

 で、現行のハイエンドモデルNA-VX900BLを即納(翌日、すなわち今日)してくれる量販店を見つけ、すぐに設置場所を採寸・確認して注文。

 2008年当時の注文確認メールを見ると、186,800円(税込)で24,285円分ポイントがついている。それに対し今回は309,980円(税込)でポイント対象外。価格推移を見るとつい2〜3ヶ月前は34万円前後だった様子。

 実に1.9倍(私の買値でポイントも考慮)。

 消費税率が2008年当時は5%だったので、税抜で計算すると177,904円−24,285ポイント=153,619円→281,800円で1.83倍。

 一昨日書いたレストランの相場の上昇の度合いとほぼ同じ。

 「日本人の賃金(所得)が上がってない」と言われ続ける中、この調子で生活必需品が値上がりしていくと、いずれ今の洗濯機が壊れたら洗濯機を買い換えられない人達が出てくるということ。

 さすがに13年後のドラム洗濯乾燥機が59万円になっている気はしないが、少子化によって人口が減ると需要減に応じて製造台数も減るため、スケールメリットが低下しコスト高となる。よって値上がりすることは間違いない。内需だけに頼っているとお金持ちしか生活できなくなる根拠でもある。

 そこに配達員などの人件費や輸送コストが上がってくると上昇率が高まる。

 製造台数自体が少ないと中古価格が下がりづらくなるので、恐らく「洗濯機が買えない」問題は“レンタル”で解消しようと試みるだろう。社会は。