お金に興味がない(フリ)。

 お金持ちと付き合う際、「お金目当てと思われたくないし」という言葉を非常にしばしば見聞きするが、その心理は理解しつつも、振る舞いとしては結構難易度が高い。

 事業を営む男性(いわゆる“社長さん”)と出会った女性が「お金には興味がない」と主張する(またはフリをする)ことが多いのはどこの国も同じのようで、大英帝国3丁目(笑)に住まう青い瞳の髪金英子はズバリ私の考えをそのまま代弁してくれた。

 「実業家男性と出会った女性が“お金に興味がない”と言うのは、有名なバレリーナと出会った男性が“バレエに興味がない”というのと同じじゃない?」

 そう思う(笑)。

 イングヴェイと出会った女性が“ギターに興味がない”というのと同じ(笑)。

 事業を営む者とは、お金を稼ぐことがイチバンの目的でないにしても、これまでやってきたことの成果(努力の結果)として収入がある。その収入(お金)に興味がないと言ってしまうと、「あなたの今までやってきたことに関心がない」という意味になりかねない。

 実業家に限らず、スポーツ選手や芸能人も、結局のところスポンサー収入やギャラとは、需要と供給から生まれる相場的(すなわち偏差値的)な値打ちの数値化であり、客観的な評価だと言えるので、これから付き合おうかという相手がそこに「興味がない」と切り捨てるのは、例え“フリ”であってもちょっと違うんじゃないか。

と私は思う。

 その一方で、社会的成功者に“認められた”、“私を選んだ”と栄光浴を満喫する女性も多いようで、だったら素直にガッツポーズでイイんじゃないかと個人的には思う。お金持ち男性はその“フリ”を見飽きているだろうから。

というわけで、せっかくお金持ち男性と出会ってもイイ感じになっていかないと悩んでいる女性がいれば参考にしていただきたい(笑)。