宅急便なのに「郵送」

 アマゾンから届いた商品が凹んでいた(と言うより歪んでいた)ため交換手続きを行ったところ、手順は「宅急便(ヤマト運輸)に持ち込み」(QRコードで伝票作成不要)という選択肢なのに、ボタンは「郵送ラベルを印刷」とある(笑)。

 その辺の日本企業より変な日本語が少ないアマゾンだが珍しい。「返送」と書きたかったか。

 郵送とは 郵便で送る ことなので(当然配達は郵便局)、宅急便や佐川急便には使わない。

 日本企業はそういう表記・表現が良くある。「本日郵送しました」とあり追跡番号を日本郵便のサイトに入力すると「該当なし」と表示され、実際はヤマトだったり。

 一回で済む話しが一回で終わらない社会。

 コロナウイルスの抗体検査キットを売っていながら未だに「菌」と言っている業者もいる。

 15年くらい前、決算を決済、決済を決算と言い続けていた中年経営者がいた(笑)。食事して支払いが終わると「決算済み」と言い、会社の決算期になると「決済が忙しくて」と言う(笑)。で彼の会社に税務調査が入った際、税理士から「居ない方がいい」と言われたらしく、なぜかを問うたら「喋るだけで疑われるから」と事務所から追い出されたそう(笑)。更にはうちに税務調査が来た際、彼が発行した請求書を見て「この方は日本の方ですか?」と聞かれた(笑)。

 最近道ばたでまた「損益が出た」を耳にした。株の話のようだったが。

 話はアマゾンに戻って、袋梱包を止めた方がイイ。1年くらい言い続けているんだが。最初の頃は商品数が少なかったり小さいと袋にそのまま入れただけの状態で配達され、9割くらいの確率で商品の箱が潰れていたのでアマゾンに伝えた。すると袋に1枚だけ台紙(ダンボール)を入れるようになった。何で片側だけ台紙を入れたら商品を守れると考えたのかワカラナイ(笑)。

 最近は袋で届くことは減ってきたが、返金・交換代金を考えたら初めからダンボール梱包した方がいい。

 資源の無駄遣いを抑えているつもりかもしれないが、商品の製造にも資源が使われているので、紙資源を守れば全て良しというわけではない。

 また返送で無駄にヤマト運輸の資源(人材やガソリンなど)を浪費するのも良くない。これだけ業界全体が再配達を減らそうという努力している流れの中で。

 点に拘ると全体としてのバランスを失うことが少なくない。

 ※私は出荷元も販売元もAmazon.co.jpじゃないと買わないので、アマゾンに出品しているどこかの業者の話ではない。今回の配送はアマゾン自社。輸送・配達中に落としたのか、初期不良なのかワカラナイが、丸いものがΩ状に凹んでいた。

 追記:交換品も袋梱包で送られてきた(笑)。問題はなかったが、何を削減しているのかワカラナイ。